ヤモリが家の中に出て赤ちゃんだった場合、捕獲すべきか放置すべきかどういった対応が良いだろうか。ヤモリは構造上で注意すべき点がいくつかあるので、捕獲する場合には生態的な特徴を理解しておく必要があります。
この記事を読むと、ヤモリの赤ちゃんが家の中に出たら放置しても大丈夫なのかという点と、捕獲するときに注意すべき点を知ることが出来ます。
ヤモリの赤ちゃんが家の中に出たら放置して大丈夫なのか
ヤモリの赤ちゃんが家の中に侵入した場合、放置をしても数が少なければ問題はありません。ヤモリが家の中に出ても赤ちゃんの場合は放置しても大丈夫な理由は、エサを求めて偶然入ってきた赤ちゃんはまず繁殖能力が現時点では無いためです。
そのためヤモリが家の中に出ても赤ちゃんの場合には、急いで退治する必要性はないです。問題はヤモリが家の中で卵を産んでいる親ヤモリの方には、注意が必要です。
また、一度に多くの赤ちゃんヤモリが孵化した場合には、エサを求めて家の中を彷徨い、エサを取り食べて糞をします。赤ちゃんのヤモリが家の中の方がエサが豊富だと学習した場合、ヤモリの赤ちゃんが大人になると再度エサを最初に食べた自宅に戻ってくることが多いです。
そうなると大人になったヤモリが複数自宅に戻ってくることになりそうなると起こりえるのが、糞害になります。ただ、家の中で卵から生まれたヤモリの赤ちゃんなのか、自宅外の自然で生まれ、たまたま自宅に進入したヤモリの赤ちゃんであるかどうかの確認をすることが困難です。
家の中に発生した赤ちゃんヤモリの数が明らかに多いなどといった場合は放置せず、外に追い出すか駆除をした方が後々、赤ちゃんヤモリが大人になり、自宅内に進入してくることを防ぐことができますので、時には退治を考えた方が良いです。
退治をする場合、ヤモリには殺虫スプレーが効果的ですので殺虫スプレーを使用してヤモリを退治すると、すばやいヤモリにも対応して退治をすることができます。
赤ちゃんヤモリなどまだ殺虫剤に耐性が無いヤモリの場合、殺虫剤で十分退治をすることが出来ますので、家の中にいる赤ちゃんヤモリが大量の場合、殺虫剤による駆除を考えることも一つの策です。
ヤモリが家の中に出たら捕獲するときに注意すべき点
続いて、ヤモリが家の中に出たら捕獲するときの注意点について、詳しく解説していきます。ヤモリは構造上とても小さく、すばやい動きをするので家の中での捕獲を考えた場合、素手で捕まえるのはかなり難しいです。
無理に素手で捕まえようとするとヤモリの動きの方が素早いため、目測を誤りヤモリにダメージを与えてしまう可能性があります。ヤモリが家の中に出て捕獲を考えた場合、網でそっと捕まえたり大きいカップを使ってゆっくりと被せて捕まえる方法が良いです。
もし、ヤモリが家の中に出て素手で捕獲しようとする場合は他にも注意する点として、ヤモリは体の構造が脆いという事を知っておく必要があります。ヤモリを素手で捕獲する際に脅かしてしまうと、ヤモリが手に噛みついてくることがあります。
ヤモリには歯がありませんので私たちに痛みはありませんが、人間の手の硬い部分にヤモリが噛みつくと逆にヤモリのアゴ骨が折れてしまう場合があります。この様に、ヤモリの体の構造はとても脆いので外的な力が加わると、骨折しやすいです。
万が一ヤモリに噛まれても痛みはないですし毒も無いので、噛まれたしてもよく分からない程度ですのでパニックにならないようにしましょう。また、ヤモリを家の中で捕獲しようとして、逃がしてしまうとヤモリは警戒態勢に移項しますので、まず人前に姿を見せなくなります。
こうなってしまうと放っておくか、粘着性のゴキブリ駆除の機器を使用して捕獲されているゴキブリを餌にヤモリを捕まえる方法がありますが、こちらはヤモリを捕まえても粘着剤が強くヤモリの体が裂けたりするので、駆除するために仕掛ける最後の手段として使用してください。
ペットとしてヤモリを捕まえるのであれば素手で捕まえるか、熱帯魚用の小さな網がありますのでそちらを利用して捕まえるのが望ましいです。また、ヤモリを捕まえた場合、暴れることがあります。
その際はヤモリの尻尾が切れて出血しますが、それに驚くことなく捕まえても平然として捕まえたヤモリを処理することが重要です。ヤモリの尻尾が切れて出血したことで捕まえた側が驚いてしまうと、ヤモリの体に変な力が加わって骨折させてしまうことがありますので注意を払う必要があります。