ヤモリの縁起で白い色だと宝くじが当たるという噂を聞いたことがあるでしょうか。宝くじが好きな人にとっては、縁起話しの一環で白いヤモリの伝説は有名です。
この記事を読むと、ヤモリの縁起話しで白い個体と宝くじが当たる説の由来や白いヤモリが出て来るメカニズムを知ることが出来ます。
ヤモリの縁起で白い個体が宝くじに当たる象徴の理由と由来
ヤモリは縁起がよく宝くじには白い個体を見ると、当選確率が良くなるといったお話についてその理由や由来をご紹介していきます。家の外壁に住み、害虫を食べて家を守ってくれるヤモリは、家を栄えさせる、縁起の良い生き物として知られています。
中でも希少価値が高くなかなかお目にかかることのない白いヤモリは、とりわけ大きな縁起や幸運、中でも宝くじに当たる幸運の象徴として、珍重されています。ヤモリには、家の外壁や天井にいて、寄ってきたシロアリやガ、蚊などの害虫を摂って生きる習性があります。
一般的に、虫が集まってくるのは明るい場所です。公園の街灯や明るい店の窓などに、羽虫が群がっているのは、よく見られる光景ですね。その昔、まだランプや電灯などがごく一部のお金持ちしか持つことができない贅沢品だった頃、そのような物があるのはお金持ちの家でした。
電灯や照明などの明かりを持たない多くの家は、月明かりで生活していたのです。ヤモリはそのような裕福な家に集まっていたので、ヤモリがいる家は縁起が良くて繁栄するという話になっていったようです。
そのような流れからも、縁起や繁栄の象徴であるヤモリ、しかもその中でも希少価値の高い白いヤモリが、特にパワーのある「繁栄の象徴」「富が巡ってくる」「金回りが良くなる」とした縁起の良い生き物として見られるようになったのは頷けます。
実際に、白いヤモリがいる宝くじ売り場から高額当選者が複数出たという噂もある程です。ある宝くじ売り場に白いヤモリが住み着いており、その白いヤモリがいる間に高額当選が数本出たとのこと。
そのような噂からも、ヤモリが居付いている宝くじ売り場は縁起が良く、その中でも白いヤモリが居付いている宝くじ売り場は更に縁起が良くて、当たりが出やすいと言われている由来です。偶然の出来事かもしれませんが、それ以降は「白いヤモリ=縁起が良く宝くじが当たる」といったお守りのような存在となりました。
ヤモリが白い個体になる理由やメカニズム
続いて、ヤモリが白い個体になる理由とメカニズムについてご紹介していきます。
ヤモリは、漢字で書き表す書くと「屋守」「家守」となります。この文字通り、ヤモリは「家を守ってくれる有難い縁起の良い生き物」として昔から知られています。
ヤモリがそのような当て字の漢字で書かれるのには、大きな理由があります。元々ヤモリは人に直接的な危害を加えないばかりか、家の外壁や床下などに潜んでいるシロアリや蜘蛛、そして蛾やハエなどの害虫を食べてくれ、私たちの家を守ってくれる特徴があります。
今のように鉄筋造りの建設物がない時代、日本は全般的に木造の住宅などが多かったので、柱や梁を食べて建物の強度を著しく低下させてしまうシロアリは、文字通り家をつぶしかねませんでした。
そんなシロアリをせっせと食べてくれるヤモリは、「家」を「守って」くれるありがたい生き物であり頼もしい存在だったのです。そのため、ヤモリは私たちの生活における「金運上昇」や「子孫繁栄」など、家が栄える方向での「幸運の象徴」とされています。
更に、もともと縁起がとても良いとされているヤモリの中でも、「アルビノ」と呼ばれる色素が欠乏した白いヤモリの個体は希少価値が高く、滅多に見られないものです。
なお、脱皮が近いヤモリが光の反射で白っぽく見えることもあります。また、通常のやや色味の帯びたヤモリであっても、敵から身を守るために体の表面を変色させられるので、白い場所にヤモリを置くと少し白っぽくなります。
いずれにせよ、白い住宅などを除き、白い色をしたヤモリは見られる機会が少なく、そのため特に白いヤモリを見かけると大きな幸運が訪れると信じられるようになりました。
白いヤモリに限らず、日本ではもともと白いヘビや白いキツネなど、白い生き物において歴史的にも良く「神の使い」と信じられてきました。そのような流れからも、白いヤモリが縁起が良く「大きな幸運を呼び寄せる前兆」とされるのも当然と言えましょう。
白いヤモリが出てくる夢も、最上級に縁起の良い吉夢とされます。もともと縁起が良いと言われているヤモリが出てくる夢の中でも、希少価値が高く「神の使い」とも言われる白いヤモリです。白いヤモリが夢に出てきたら、近い将来に金運の上昇、昇格、結婚、妊娠、人間関係の改善など、とても大きな幸運が舞い込むかもしれませんね。